犬の消去行動

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犬が郵便屋さんを追いかけようとする、冷蔵庫のドアを見つめる、冷蔵庫のドアをカリカリする、呼ばれたら来るなど、来る日も来る日も犬は色々な仮説を試しています。強化刺激が随伴しないために行動が消えることを「消去」といいます。

郵便屋さんを追いかける、冷蔵庫のドアをカリカリして食べ物を出そうとする、呼ばれたら来るといった犬の行為はあっと言う間に消去されてしまうので、飼い主は犬が何かを試していたことにさえ気づかないことが多いです。それほどに消去のプロセスは効率に優れ、高度に系統化されています。

何の効果も伴わない行動、つまり命を永らえて子孫を残し、次の世代に学習能力を伝えるという目的に何ら貢献できない行動に時間を費やしていては、犬の進化の過程で淘汰されてしまうからです。

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犬のしつけ別の行動を定着させる

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問題となる犬の行動が抑制されている間に別の行動を定着させなければ、遅かれ早かれ犬は同じ問題を繰り返すようになります。罰というのは、望ましい行動を定着させるための時間稼ぎだと考えるべきです。

言い換えれば、逆条件付けを行えば罰を一切与えなくても素晴らしい効果を上げることができ、その上やっかいな副作用に煩わせられることもないのです。

犬に嫌われないこのトレーニング方法をとても気に入っています。逆条件付けは人間の子育てにも応用することができます。幼い子どもが、高価な食器をテーブルから落としたり、壁にマジックでいたずら書きをしたり、犬の耳に鉛筆を突っ込んだりした場合は、単に子どもを叱りつけるよりも、子どもの注意を別のことに向けてやるほうがよいです。

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犬と飼い主の関係とストレス

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なによりも大切なのは、飼い主さんがりーダーである、ということを犬に理解させることです。犬は家族の一員なのだから平等じやいけませんか、という飼い主さんもいますが、「イコール」という関係は、犬にはありません。

常にどちらかが上か下でなくてはいけません。犬にとって、いちばんエライ、いちばん上位にいることは、同時にストレスでもあります。リーダーは、何かがあったときにみんなを守らなければいけないからです。そのため、犬はいつもイライラ気味です。

そんなイライラから解放してあげるためにも、犬と飼い主さんの上下関係をきちんと犬に理解させる必要があります。

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犬の要求吠えとは

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犬は、今すぐ欲しいものがあることを飼い主に伝えたい時にも吠えます。つまり犬は、「ここで吠えたら飼い主がどう反応するかみてみよう……」という「行動実験」をしかけているのです。

犬の要求には次のようなものがあります。 ドアを開けてほしい。庭に出してほしい。構ってほしい。飼い主の食事を分けてほしい。飼い主に早く戻ってきてほしい。クレートや部屋から出してほしい。一緒に遊んでほしい。道で会った犬に近づきたい。

この行動が問題なのは、犬が実験をしかけていることではなく、この実験がたいていは成功するからです。飼い主が犬の要求に応じてしまうと、吠えるという行動か強化され、無駄吠えが定着してしまいます。

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