風邪や腹痛と違って、朝起きられない原因を普通の人が病気だと分かってくれるかというと、残念ながら現在のところ一般常識レベルには達していないですね。
ところが実際の治療現場では、数多くのタイプが診断され、それぞれについての治療や生活指導が施されているようです。
朝起きられない原因を探るのに、まず知っておきたいのが、起きられなくなったのはいつからなのか。その前後で生活環境や生活習慣にどんな変化があったのか・・
現在、どんな時間に眠り、起きているのか。調子が良かったころはどうだったのか・・
以上の項目を紙に書き出してみましょう。この作業だけで問題点が明らかになることもあります。
・起きられなくなったのは「〇歳の〇月ごろから」
・起きられていたころの就寝時間と起床時間(昼寝をするならその時間帯も)
・起きられなくなってからの就寝時間と起床時間(昼寝をするならその時間帯も)
・起きられなくなった前後で、変化したこと(生活習慣、環境、体調、気分)
なかなか思い出せないかもしれないが、けっこう大事なポイントです。
少しずつ生活リズムがずれていったのかもしれないし、ある日を境に劇的な変化が現われたのかもしれないです。
朝起きられない生活を長年続けていると、つい原因を見逃してしまうものなのです。